(1)第三者機関による現地確認
平成14年にボンテラン工法で施工した現場において、技術審査証明委員会(委員長:東京大学・山富二郎教授)による現地確認が行われ、改良土の内部状況が調査されました。 その後も定期的に現地調査が行われましたが、ボンテラン改良土のボンファイバーは約15年間全く劣化しておらず、改良直後とほぼ同じ状態で繊維質系泥土改良材「ボンファイバー」(古紙破砕物)が存在することが確認されました。 |
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(2)ボンファイバーの生分解性試験
ボンファイバーの主成分である「セルロース」は、土中の糸状菌等が分泌する「セルラーゼ」によって分解されますが、この糸状菌の好適範囲は約pH4〜6です。そこで生分解性試験を実施した結果、試料のpHを9.5以上の高アルカリ状態に保つことでボンファイバーの分解を抑制できることを確認しました。 |
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繊維質系固化処理工法に用いるセルロース繊維の生分解性に関する実験的研究 森勇人 et al