番号
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安定処理土
含水比:100% セメント系固化材 55kg/m3 |
経過
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ボンテラン改良土
含水比:100% セメント系固化材 55kg/m3 BF 25kg/m3 |
1
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2016年
6月17日 設置直後 |
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2 |
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2016年
7月17日 養生30日目 |
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3 |
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2017年
1月17日 養生228日目 |
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乾湿繰返し試験方法 独立行政法人土木研究所 規定
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供試体
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乾湿1サイクル
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確認項目
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φ5x10cm
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40℃ 炉乾燥2日
20℃ 水浸1日の合計3日 |
〇所定サイクル終了後、一軸圧縮試験(JIS A 1216)の実施
〇各サイクルの乾燥後、水浸後の供試体の状況観察、写真撮影 |
ボンテラン改良土および安定処理土 を用いて乾湿繰返し試験を行いました 。その結果、安定処理土 は 1サイクルの水浸において表面剥離が局部的に発生し 6 サイクルの水浸後供試体全体が崩壊し、片々は塊状。供試体健全度ランクは G と 確認れ、乾湿繰返し耐久性について脆弱であることが明らかとなりました 。一方、ボンテラン改良土は乾湿繰返しを受けても外見ほとんど変化がなく、供試体健全度ランクは A と確認され、極めて高い耐久性を示すことが明らかとなりました 。 |
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所定サイクル毎の一軸圧縮強さを概観するとボンテラン改良土は設計基準強度 quck=234〔 kN/m 2 〕を各サイクルにおいて、すべて満足してお り、乾湿繰り返しを受けても極めて高い耐久性を示すことが確認されました 。 一方、安定処理土 は室内目標強度を各サイクルにおいて、すべて下回っており、乾湿繰返し耐久性について強度の観点からも脆弱であることが確認されました。 |
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安定処理土 |
ボンテラン改良土 |
安定処理土の模擬堤防によるクラック発生の状況 |
ボンテラン改良土の模擬堤防 クラック発生無し |
クラックからの漏水、パイピングに発展 |
クラックの発生無し |
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一軸圧縮試験における応力-ひずみ曲線
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弾性物体のカー変位関係図
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三軸圧縮試験における応力-ひずみ曲線
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山砂による路肩盛土のガリ浸食
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上流堤体法面の浸食
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ボンテラン改良土の水際利用(浸食なし)
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砂質土とその砂質土を改良した安定処理土およびボンテラン改良土の耐浸食性(洗掘試験)を評価するため、東北大学大学院環境科学研究科 高橋教授らは、水中噴流試験を用いて浸食試験を実施しました。
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その結果、ボンテラン改良土は、砂質土に対しては約10,000倍、安定処理土に対しては約24倍という極めて高い耐浸食性能を有していることが明らかとなりました。詳細はこちらをご覧ください。
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平成14年にボンテラン工法で施工した現場において、技術審査証明委員会(委員長:東京大学・山富二郎教授)による現地確認が行われ、改良土の内部状況が調査されました。
その後も定期的に現地調査が行われましたが、ボンテラン改良土のボンファイバーは約15年間全く劣化しておらず、改良直後とほぼ同じ状態で繊維質系泥土改良材「ボンファイバー」(古紙破砕物)が存在することが確認されました。 |
ボンファイバーの主成分である「セルロース」は、土中の糸状菌等が分泌する「セルラーゼ」によって分解されますが、この糸状菌の好適範囲は約pH4〜6です。そこで生分解性試験を実施した結果、試料のpHを9.5以上の高アルカリ状態に保つことでボンファイバーの分解を抑制できることを確認しました。詳細はこちらをご覧ください
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